ドラマ『一次元の挿し木』のロケ地は、第1話〜第7話で神奈川・東京・埼玉・千葉・山梨・静岡などに広がっています。なかでも千葉大学と千葉工業大学 新習志野キャンパスは、千葉県フィルムコミッションが正式に撮影地として紹介しています。千葉県フィルムコミッション
この記事では、2026年8月16日放送のlog.7までに判明した主な撮影場所を、「公的・一次情報で確認」「施設側から確認」「ロケ地情報による特定」に分けて整理します。どこが巡礼しやすく、どこは訪問を控えるべきなのかもあわせて紹介します。
『一次元の挿し木』第1話〜第7話のロケ地はどこ?まず一覧で確認
『一次元の挿し木』は、2026年7月5日にスタートした読売テレビ・日本テレビ系の日曜ドラマです。
山田涼介さん演じる大学院生・七瀬悠が、ヒマラヤ山中で発掘された約200年前の人骨と、失踪した義妹・七瀬紫陽のDNAが完全に一致するという不可解な謎を追います。読売テレビも公式に、この「200年前の人骨と失踪した義妹のDNAが一致する」という設定を作品の中心として紹介しています。千葉県フィルムコミッション+1
ロケ地を調べるときに大切なのは、ネット上で紹介されている場所が、すべて制作側から正式発表された撮影地ではないことです。
そこで本記事では、情報の確度を次の3段階で整理します。
- 公的・一次情報で確認:フィルムコミッションなどが作品名を明記して撮影地として紹介
- 施設側から確認:施設自身の公式発信などから作品との関係を確認
- ロケ地情報による特定:劇中映像、建物、道路、景観などの照合をもとに紹介されている場所
第1話〜第7話の代表的なロケ地は次の通りです。
話数 劇中の場所・シーン 撮影場所として紹介されている場所 エリア 確認区分
第1話 ヒマラヤの人骨発掘場所 中部採石工業 浜北工場 静岡・浜松 ロケ地情報
第1話 悠がハンマーを引きずる商店街 寺下商店街 埼玉・富士見 ロケ地情報
第1話 紫陽の告別式 厚木市斎場 第1告別室 神奈川・厚木 ロケ地情報
第1・2話 紫陽花の階段 七沢森林公園「森のあじさい階段」 神奈川・厚木 ロケ地情報+公園実在確認
第1話 山城美術館 SHIGENO河口湖ハウス 山梨・富士河口湖 ロケ地情報
第1話 神沢警察署 横浜シーサイドライン本社 神奈川・横浜 ロケ地情報
第1話 石見崎の葬儀 飯能第二法要殿 埼玉・飯能 ロケ地情報
第1話 唯が悠に声をかける橋 入間川・扇橋東詰付近 埼玉・飯能 ロケ地情報
第1〜2話 悠の大学関連 千葉大学 千葉・千葉市 公的確認
第2話 大学構内 千葉工業大学 新習志野キャンパス 千葉・習志野 公的確認
第2話 明栄工科大学 創価大学 東京・八王子 ロケ地情報
第2話 悠と京一の会食 大宮 一の家 埼玉・さいたま 施設発信・ロケ地情報
第2話 悠が歩く橋 桜川橋 神奈川・横浜 ロケ地情報
第3話 日江製薬 応用技術センター 旧東鷲宮病院とされる建物 埼玉・久喜 ロケ地情報
第4話 日江製薬本社外観 スカパー東京スタジオ 東京・江東 ロケ地情報
第4話 樹木の会関連施設 東京工科大学 片柳研究所棟とされる場所 東京・八王子 ロケ地情報
第4話 街中の逃走・移動シーン ジョイフル三ノ輪周辺など 東京 ロケ地情報
第5話 悠たちが歩く商店街 藤棚一番街・西前中央商店街周辺 神奈川・横浜 ロケ地情報
第6話 悠が電話する橋 豊洲橋周辺 東京・江東 ロケ地情報
第6話 佳代子と悠が話す墓地 和光市内の寺院墓地とされる場所 埼玉・和光 ロケ地情報
第7話 新明阿の会議室 SFIDA X 東京本社とされる場所 東京・新宿 ロケ地情報
第7話 平間が襲われる高架下 柴崎高架橋周辺とされる場所 東京・立川 ロケ地情報
第7話 悠が平間と電話する場所 豊洲2丁目歩道橋周辺 東京・江東 ロケ地情報
特に確度が高いのは、千葉大学と千葉工業大学 新習志野キャンパスです。
千葉県フィルムコミッションの「支援作品紹介」には『一次元の挿し木』の作品名、キャスト・スタッフとともに、撮影地①として千葉大学、撮影地②として千葉工業大学 新習志野キャンパスが明記されています。千葉県フィルムコミッション
一方、中部採石工業、寺下商店街、扇橋、桜川橋などは、ロケ地専門サイト「ドラマロケ地案内」などによる映像照合情報が中心です。たとえば第1話については、中部採石工業 浜北工場、寺下商店街、厚木市斎場、七沢森林公園、SHIGENO河口湖ハウス、扇橋などが具体的なシーンとともに掲載されています。Location
この違いを意識して見ていくと、ロケ地情報をより正確に楽しめます。
第1話のロケ地は?七沢森林公園・山城美術館・扇橋など
第1話では、七沢森林公園、SHIGENO河口湖ハウス、中部採石工業 浜北工場、寺下商店街、厚木市斎場、扇橋周辺などがロケ地として挙げられています。Location
作品の原点となる「200年前の人骨」「紫陽との記憶」「石見崎家の秘密」が一気に提示されるため、第1話には後々まで印象に残る風景が集中しています。
紫陽花の階段は七沢森林公園「森のあじさい階段」
悠と七瀬紫陽の記憶に結びつく階段として特に印象的なのが、神奈川県厚木市の神奈川県立七沢森林公園「森のあじさい階段」です。
ロケ地情報では、第1話で悠と紫陽が上る階段、悠と石見崎唯がすれ違う場所として紹介され、第2話でも悠と真理が初めて出会う場面に同じ場所が登場したとされています。Location
七沢森林公園自体は、神奈川県公園協会が公式サイトを運営する県立公園です。神奈川県公園協会

私が『一次元の挿し木』のロケ地を一つだけ訪ぶなら、まずここを選びたいです。
紫陽という名前の人物との記憶を、紫陽花の咲く階段で描く。その組み合わせだけでも、映像として強く心に残ります。
もちろん「紫陽花=紫陽を象徴している」と制作陣が公式に説明したわけではありません。
ただ、過去を取り戻そうとする悠の物語に、季節を越えて再び花を咲かせる紫陽花を重ねて見ると、あの階段が単なる背景以上の場所に感じられるんですよね。
山城美術館はSHIGENO河口湖ハウス
悠が訪れる「山城美術館」の撮影場所として紹介されているのが、山梨県富士河口湖町のSHIGENO河口湖ハウスです。
ロケ地情報では、劇中の山城美術館として、富士河口湖町長浜にある同施設が掲載されています。Location
自然の中に佇む洋館の外観は、石見崎家にまつわる秘密と、悠が失った記憶を追う物語によく合っています。
ここで注意したいのは、「山城美術館」という名称の美術館がそのまま実在しているわけではないこと。
劇中設定と現実の施設用途は別です。訪問を考える場合は、通常の美術館のように自由に入館できると思い込まず、施設側の最新案内を確認してください。
ヒマラヤの発掘場所は静岡県浜松市の採石場
物語は、27年前のヒマラヤ山中で人骨が発見される場面から大きく動き始めます。
このシーンの撮影地として特定されているのが、静岡県浜松市浜名区にある中部採石工業 浜北工場です。ロケ地専門サイトでは所在地まで含めて紹介されています。Location
日本国内の採石場を、ヒマラヤの荒涼とした大地に見せる。
ロケ地を知ってから映像を見返すと、「現実の場所をどう別世界へ変換しているのか」というドラマ制作の面白さまで見えてきます。
ただし採石場・工場は観光施設ではありません。
ロケ地巡りを目的とした無断立ち入りは絶対にせず、映像の中で楽しむ場所と考えるのが安全です。
ハンマーを引きずる商店街は寺下商店街
喪服姿の悠がハンマーを引きずりながら歩く、第1話でも忘れにくい場面。
撮影場所として紹介されているのは、埼玉県富士見市の寺下商店街です。Location
ごく普通の生活風景の中を、ただならぬ様子の悠が歩いていく。
日常と異常が同じ画面に存在することで、悠の精神状態がより強烈に伝わっていました。
商店街を訪れる場合は店舗や近隣住民の生活が最優先です。長時間立ち止まったり、営業中の店先をふさいだりせず、普通の街歩きとして楽しみたいですね。
紫陽の告別式は厚木市斎場
第1話で七瀬紫陽の告別式が行われる場面について、ロケ地情報では厚木市斎場の第1告別室が撮影場所として紹介されています。Location
ただし斎場は、ロケ地が判明していても聖地巡礼には向かない場所です。
実際に大切な人との別れを迎えている方が利用しています。作品ファンとしては所在地を知るだけにとどめ、撮影目的で訪問することは控えるのがよいでしょう。
第1話の橋は飯能市の扇橋周辺
以前の記事では本文後半にだけ登場していた「扇橋」ですが、こちらも第1話の一覧に入れておきたいロケ地です。
石見崎唯が悠へ声を掛ける場面は、ロケ地情報では埼玉県飯能市、入間川に架かる扇橋の東詰付近とされています。Location
橋はこの作品で何度も現れるモチーフです。
後の桜川橋や豊洲橋まで並べてみると、登場人物が重要な情報を受け取ったり、次の行動へ移ったりする「途中の場所」として使われているのが興味深く感じられます。
第2話のロケ地は?千葉工業大学・創価大学・一の家・桜川橋
第2話では、千葉工業大学 新習志野キャンパス、七沢森林公園、大宮 一の家、桜川橋、創価大学などが撮影場所として挙げられています。千葉県フィルムコミッション+1
第1話が「紫陽の死と過去」を強く印象づける回だったのに対し、第2話からは研究者や大学、日江製薬につながる人物関係が徐々に広がります。
大学構内は千葉工業大学 新習志野キャンパス
第2話で悠と唯が歩く大学構内や、黛良子と多田宗幸が話す場面については、千葉工業大学 新習志野キャンパスが撮影場所として紹介されています。Location
さらに重要なのが、千葉県フィルムコミッションも『一次元の挿し木』の撮影地②として同キャンパスを掲載していることです。
所在地も「千葉県習志野市芝園2-1-1」と明記されており、この記事で紹介するロケ地の中でも根拠が明確です。千葉県フィルムコミッション
研究室などには千葉大学も使用
もう一つ、公的情報から作品との関係を確認できるのが千葉大学です。
千葉県フィルムコミッションは撮影地①として「国立大学法人 千葉大学」を掲載し、住所を千葉市稲毛区弥生町1-33としています。千葉県フィルムコミッション
ここで面白いのは、劇中では一つの大学世界に見えても、現実の撮影では複数の大学施設が使われていることです。
研究室、構内、階段、ホールなど、シーンごとに最適な空間を組み合わせることで、一つの架空の世界を成立させているわけですね。
『一次元の挿し木』はDNA鑑定や研究データがストーリーの説得力を左右するドラマです。
だからこそ、研究施設らしい「本物の質感」が、200年前の人骨という大胆な設定を現実側へ引き寄せていると私は感じます。
明栄工科大学は創価大学で撮影
仙波佳代子が講演する劇中の「明栄工科大学」に使われたとされるのが、東京都八王子市の創価大学です。
ロケ地情報では、ディスカバリーホールが講演会場、その前の階段や中央教育棟北側付近も関連シーンに使われたと紹介されています。Location
ここは千葉県フィルムコミッションのような作品単位の公的撮影実績ではなく、ロケ地照合情報として扱います。
大学は学生や教職員が学ぶ場所なので、訪問時は一般来訪者が利用できる範囲を守る必要があります。
悠と京一が会食する料亭は大宮 一の家
悠と義父・七瀬京一が会食する料亭として紹介されているのが、埼玉県さいたま市大宮区の大宮 一の家です。Location
静かで格式ある和の空間と、互いの本心が見えない悠と京一。
大きな事件が起こらなくても、会話そのものに緊張感が生まれる場所でした。
『一次元の挿し木』は研究施設の無機質さだけでなく、こうした伝統的な空間も巧みに差し込んでいます。
第2話の桜川橋は横浜
料亭を出た悠が歩く場面については、横浜市中区の桜川橋がロケ地として掲載されています。Location
第1話の扇橋、第2話の桜川橋、さらに後の豊洲橋。
こうして話数順に並べると、この作品に橋が繰り返し登場していることがよく分かります。
第3話・第4話のロケ地は?日江製薬と「ログゼロ」の舞台へ
第3話〜第4話になると、ロケ地の中心は大学から日江製薬や関連組織へ移り、研究施設・企業施設・都市部の街並みが増えていきます。
ここで表記を訂正しておきたいのが、物語の重要用語です。
読売テレビが2026年7月26日に公開した第4話紹介では、日江製薬が隠す計画について正式に「ログゼロ」と表記されています。「ロクゼロ」ではなく、本記事では公式表記の「ログゼロ」に統一します。読売テレビ
公式あらすじでは、七瀬京一が仙波佳代子から「ログゼロ」を早急に処理するよう迫られ、京一と佳代子が証拠隠滅を図る一方、前原幹夫もある施設で証拠隠滅を進める展開が説明されています。読売テレビ
第3話の日江製薬 応用技術センターは旧病院建物とされる
日江製薬の「応用技術センター」として登場する建物は、埼玉県久喜市の旧東鷲宮病院の建物とするロケ地情報があります。
ここは番組公式やフィルムコミッションによる撮影地公表を確認できた場所ではないため、現時点では映像照合情報として見るのが適切です。
元病院という現実の建物を研究施設へ読み替えることで、セットとは違う重量感が生まれます。
「現実には何だった建物か」と「ドラマでは何として見せているか」の違いを知るのも、ロケ地探訪の醍醐味ですね。
日江製薬本社外観はスカパー東京スタジオとされる
日江製薬本社の外観は、ロケ地情報では東京都江東区新砂のスカパー東京スタジオが使われたとされています。
実はこの場所は第1話のロケ地一覧にも日江製薬本社外観として掲載されています。Location
物語が進むほど日江製薬は、「紫陽に何が起きたのか」という個人的な謎から、「誰が何を隠しているのか」という組織の謎へと視点を広げる存在になります。
自然豊かな七沢森林公園から、直線的で冷たい印象の企業建築へ。
背景の変化だけでも、悠が思い出の世界から現実の核心へ近づいていることが感じられます。
樹木の会関連施設は東京工科大学 片柳研究所棟とされる
第4話の「樹木の会」に関係する場所として挙げられているのが、東京都八王子市にある東京工科大学 片柳研究所棟です。
ここは以前の記事で出典名を「東京工業大学」としていましたが、それは誤りです。正式には東京工科大学です。
東京工科大学の公式サイトでも「東京工科大学片柳研究所」と明記され、最新設備を備えた研究施設として紹介されています。東京工業大学+1
ただし、東京工科大学公式ページそのものが『一次元の挿し木』の撮影を公表しているという意味ではありません。
したがって、「施設の存在と正式名称は大学公式で確認」「作品との紐付けはロケ地情報」と分けて考えるのが安全です。
第4話にはジョイフル三ノ輪など街中のロケ地も登場
第4話では、研究施設だけでなく、悠と唯が移動・逃走する街中の場面も増えます。
ロケ地情報ではジョイフル三ノ輪周辺など東京の街並みが候補として挙げられています。
日江製薬や「ログゼロ」の秘密が研究室の内部だけでは収まらなくなり、登場人物自身が街を動き始める。
ロケーションの変化が、そのまま物語の加速感につながっているように感じます。

第5話・第6話・第7話のロケ地は?横浜・豊洲・立川へ拡大
第5話〜第7話では、横浜の商店街、豊洲の橋、新宿のオフィス、立川の高架下など、都市空間を使ったロケ地が目立つようになります。
物語の序盤では研究室や回想の場所に立っていた悠が、真相へ近づくにつれて街の中を移動し続ける。
私はこの変化が、『一次元の挿し木』後半のスピード感を支えているように感じました。
第5話は藤棚一番街・西前中央商店街周辺
2026年8月2日放送の第5話では、悠たちが歩く場面の撮影場所として、横浜市西区の藤棚一番街・西前中央商店街周辺などが挙げられています。
DNA、200年前の人骨、クローンを思わせる謎、日江製薬、「ログゼロ」。
設定だけを聞くとかなり非日常的な物語ですが、その人物たちが普通の商店街を歩いているのが『一次元の挿し木』らしいところです。
大げさなSF空間だけで構成せず、私たちの暮らしに近い街並みを入れることで、「もしかすると身近な世界の裏側で起きているかもしれない」と感じさせます。
第6話は豊洲橋周辺
2026年8月9日放送の第6話では、悠が電話をする場面の撮影場所として、東京都江東区の豊洲橋周辺が挙げられています。
さらに第7話でも、豊洲2丁目歩道橋周辺とされる場所が登場します。
豊洲は広い道路、橋、高層建築、水辺が同時に存在する街です。
人物を大都市の中へ置きながら、周囲に余白を作れるため、電話や一人で考える場面がとても印象的に映ります。
橋や歩道橋を巡る場合は通行人を優先し、撮影のために立ち止まり続けないよう注意してください。
第6話の墓地は巡礼目的では訪れない
第6話で仙波佳代子と悠が話す墓地については、埼玉県和光市内の寺院墓地とするロケ地情報があります。
過去の研究、亡くなった人、受け継がれるDNA。
本作のテーマと墓地という場所は非常に強く結びついて見えますが、ここはロケ地巡りには向きません。
墓地は故人を弔う方々のための場所です。
「撮影地が判明したから写真を撮りに行く」のではなく、作品を見返すときの知識として知っておく程度にしたい場所です。
第7話の新明阿会議室は西新宿のオフィスとされる
2026年8月16日放送のlog.7では、新明阿に関係する会議室が登場します。
撮影場所としては、東京都新宿区のSFIDA X 東京本社の会議室とするロケ地情報があります。
ここは番組公式から撮影地として発表された情報ではないため、「映像照合などによる候補」として扱います。
第7話まで来ると、自然や思い出の場所より、会社・会議室・高架下といった人工的で閉じた空間が目立ちます。
「紫陽に何があったのか」を追う物語が、いつの間にか企業や組織同士の思惑へ飲み込まれていく。
場所の変化からも、その圧迫感が伝わってきます。
平間が襲われる場所は柴崎高架橋周辺とされる
第7話で平間孝之が危険な状況に置かれる高架下については、東京都立川市の柴崎高架橋周辺とする情報があります。
高架下は柱によって視界が遮られ、頭上から交通音が響くため、広い屋外なのに逃げ場がないように感じられます。
明るい七沢森林公園とは、同じ屋外でも空気がまったく違いますよね。
道路付近を訪れる場合は、安全を何より優先してください。
ドラマの構図を再現しようとして車道へ近づいたり、交通の妨げになる場所で撮影したりするのは避けましょう。
『一次元の挿し木』のロケ地巡礼はどこがおすすめ?
ロケ地を実際に巡るなら、「撮影されたかどうか」だけではなく、その場所が一般来訪者を想定した施設かどうかで選ぶのがおすすめです。
私なら次のように分けます。
比較的巡りやすい場所
- 七沢森林公園
- 公共の橋や歩道
- 藤棚一番街などの商店街
- 通常営業している飲食店
利用条件を事前確認したい場所
- 大学キャンパス
- ハウススタジオ
- 企業・オフィス施設
- 撮影用施設
ロケ地巡礼目的では避けたい場所
- 斎場
- 墓地
- 採石場・工場
- 私有地
- 業務中の企業施設
- 車道など交通上危険な場所
この中で、作品らしさと訪問しやすさのバランスが特に良いと私が感じるのは七沢森林公園です。
公園そのものを散策しながら、悠と紫陽の記憶を思い返せる。
ただ撮影場所の前で写真を撮るだけではなく、その土地の風景そのものを楽しめるのがいいんですよね。
横浜の商店街も街歩き型の巡礼と相性がいいでしょう。
買い物や食事を楽しみながら、「この辺りを悠たちが歩いたんだ」と思い出すくらいの距離感なら、地域の方にも負担をかけにくく、ファン自身も気持ちよく楽しめます。
反対に、厚木市斎場や墓地、中部採石工業のような場所は、所在地が分かったとしても「行くべきロケ地」とは限りません。
ドラマの撮影地と観光地は同じではない。
ここを覚えておくだけで、ロケ地巡りの楽しみ方はずっと優しくなると思います。
『一次元の挿し木』はなぜ複数のロケ地を使う?撮影場所から見える演出を考察
ここからは、長く国内ドラマを観てきた一視聴者としての私見です。
第1話〜第7話のロケ地を並べてみて興味深かったのは、劇中では一つの世界なのに、現実にはまったく違う県や施設をつなぎ合わせていることでした。
象徴的なのが大学です。
千葉県フィルムコミッションは、『一次元の挿し木』の撮影地として千葉大学と千葉工業大学 新習志野キャンパスの両方を正式に掲載しています。千葉県フィルムコミッション
つまり、視聴者には一続きの大学生活として見えていても、実際の撮影では複数の場所が使われています。
研究室なら設備や室内のリアリティが重要。
人物が歩きながら長く話すなら、広さ、光、撮影導線、背景の抜け方など別の条件が必要になるでしょう。
それぞれに適した場所を撮影し、編集によって一つの世界へつなぐ。
ロケ地を知ってからドラマを見返すと、「どこで撮ったか」だけでなく「どうやって一つの場所に見せたのか」という別の面白さが生まれます。
そしてもう一つ、私が気になったのがロケーションの種類です。
第1話〜第7話の主な場所は、大きく分けると三つあります。
まず、七沢森林公園や山城美術館のような「記憶や過去につながる場所」。
次に、大学、研究所、日江製薬、会議室のような「科学や組織を象徴する場所」。
そして、扇橋、桜川橋、豊洲橋、商店街、高架下といった「人物が移動する途中の場所」です。
悠自身の物語も、この順番に近い形で進みます。
紫陽との記憶から始まり、DNAという科学的事実を追い、日江製薬や「ログゼロ」の秘密へ入り込み、街を移動しながら真相へ近づいていく。
特に橋が何度も使われているのは面白いところです。
第1話の扇橋、第2話の桜川橋、第6話の豊洲橋、第7話の歩道橋。
制作陣が「橋に象徴的意味を持たせた」と公式に明言しているわけではないため、ここはあくまで私の見方です。
それでも『一次元の挿し木』が、過去と現在、失踪と生存、本人とDNAが一致する別の存在など、「二つの世界の間」を描く物語であることを考えると、二地点をつなぐ橋が何度も画面に現れることには不思議な魅力を感じます。
ロケ地の楽しさは、実際にその場所へ行くだけではありません。
「なぜ、この場面をこの場所で撮ったのだろう?」と考えながら作品を見返せること。
それだけで、背景だった建物や道にも物語が宿り始めます。
『一次元の挿し木』ロケ地まとめ
ドラマ『一次元の挿し木』は、第1話〜第7話までに、神奈川県、東京都、埼玉県、千葉県、山梨県、静岡県など非常に広い範囲で撮影されています。
なかでも一次情報として最も明確なのは、千葉県フィルムコミッションが正式な撮影地として紹介している千葉大学と千葉工業大学 新習志野キャンパスです。千葉県フィルムコミッション
作品の世界観を象徴する場所としては、悠と紫陽の記憶につながる七沢森林公園「森のあじさい階段」、山城美術館として使われたとされるSHIGENO河口湖ハウスも印象的です。Location+1
第1話には中部採石工業 浜北工場、寺下商店街、厚木市斎場、扇橋、第2話には一の家、桜川橋、創価大学など、ロケ地情報から特定されている場所も多数あります。Location
また、作品内の重要用語については、読売テレビ公式が「ログゼロ」と表記しています。ロケ地情報と同じように、固有名詞も可能な限り公式情報を基準に確認することが大切です。読売テレビ
実際に聖地巡礼をするなら、七沢森林公園や公共の街並みなど、一般利用を前提とした場所を中心にするのがおすすめです。
墓地、斎場、採石場、企業、大学などは、「ドラマに映った=自由に見学できる」という意味ではありません。
そして第1話から第7話までのロケ地を順番に眺めると、紫陽との記憶を包む森から、大学・研究所、日江製薬、そして都市の橋や高架下へと、悠が真相へ近づくほど風景まで変わっていくことに気づきます。
次に『一次元の挿し木』を見返すときは、人物の後ろにある場所にも少しだけ目を向けてみてください。
同じ物語なのに、一度目とは違う景色が見えてくるかもしれません。
よくある質問
『一次元の挿し木』の紫陽花の階段はどこ?
悠と紫陽の回想などに登場する階段は、ロケ地情報では神奈川県立七沢森林公園の「森のあじさい階段」とされています。第1話だけでなく、第2話でも関連シーンの撮影場所として紹介されています。Location
七沢森林公園自体は神奈川県立の公園で、公式サイトから利用情報を確認できます。神奈川県公園協会
山城美術館のロケ地はどこ?
劇中の山城美術館は、ロケ地情報では山梨県富士河口湖町のSHIGENO河口湖ハウスとされています。Location
「山城美術館」という美術館がそのまま存在するわけではないため、一般の美術館と同じ感覚で自由に入館できるとは考えず、施設の最新案内を確認してください。
悠の大学ロケ地はどこ?
『一次元の挿し木』の大学関連シーンには複数の施設が使われています。
なかでも千葉大学と千葉工業大学 新習志野キャンパスについては、千葉県フィルムコミッションが『一次元の挿し木』の撮影地として正式に掲載しています。千葉県フィルムコミッション
複数の実在施設を組み合わせながら、一つのドラマ世界を作り上げている点も、本作のロケ地を追う面白さの一つです。


